サイト内検索
便利で快適な世の中になり、日常生活での歩行量や作業量が減りました。1日に7,500歩以下は運動不足状態といわれています。このため、現代に生きる我々のほとんどが運動不足状態と考えられています。それに加え、高脂肪や高エネルギーの食事や、不規則な生活リズムなどが要因になり内臓脂肪がたまりすぎます。この状態を放置すると動脈硬化がすすみ、以下のような病気を引き起こします。
糖尿病
膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが十分働かなくなったり、分泌量が低下すると、血糖コントロールができない状態に陥ります。血液中に糖があふれ血糖値が高い状態となる病気です。そのまま放置すると眼、腎臓、神経などの細い血管や脳、心臓の血管が動脈硬化をおこし、合併症をまねきます。日本人は、もともとインスリン分泌量が少ない体質です。長年穀物や野菜を中心とした食生活でしたが近年になって食の欧米化が進み、摂取エネルギーも格段に増え、多くのインスリンが必要になってきました。しかし体質は変わらないため、糖尿病にかかりやすいと考えられています。
高血圧症
心臓からの圧力により血管壁に加わる血液の圧力が高くなる病気です。高血圧の状態が続くと血管に大きな負担がかかり、自覚症状がないまま、血管の弾力性をなくし硬くさせる動脈硬化がおき、腎臓、脳、心臓に障害が生じていきます。
脂質異常症
血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気です。増えた脂質が血管の内側にたまって動脈硬化になり、さらに心筋梗塞や脳梗塞の発作につながります。
循環器病
心臓と全身の血管に生じる病気を総称して、循環器病といいます。脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などがあります。食事の摂りすぎや偏り、運動不足、喫煙などの生活習慣が重なり血管を傷めることが、循環器病を招きます。
生活習慣病簡易チェックはこちら